2012.10.09 カテゴリー : オーナーだより

今田町のBESS街区にお住まいのW夫妻。秋には金色に光る、夕暮れ時の虚空蔵山の景色がお気に入りだそう。

JH-3 兵庫県篠山市今田町 W邸

お住まいがBESS街区ということもあり、これまで度々お話というかお喋りを楽しませていただいているWさんご夫妻。初めての薪ストーブシーズンを迎えたということで、その暮らしにお邪魔させていただきました。

インターホンで招き入れてもらうと、路地裏風のアプローチを通って玄関へ。思わず腰を降ろしてしまいたくなるリビングに入ると、広縁に人影が!?今日はエアコンの取り付け工事の日だったらしく、電気屋さんがお茶によばれて景色を眺めほっこり休憩している最中でした。「最後までカントリーカットログかジャパネスクハウスかで悩んだけど、広縁があるのも決め手やったね。」と話す後ろに見える電気屋さんの背中が、言葉の意味を物語っていました。

こちらに引っ越す前は、月1回のペースで山小屋に泊まりに行っていたというご夫妻。水道が通っていない為、ポリタンクに水を入れて持っていき、ロウソクの明かりで夜を過ごす休日は、自然を満喫しながら、心身ともに充電するかけがえのない時間だったそうです。

「あの経験で不便さを楽しむことを知ってなかったら、ここに住もうなんて考えてなかったかも」との言葉通り、大阪まで1時間強かかる電車通勤も、今ではゆっくり新聞を読む大切な時間、とご主人。すると奥様から「でも仕事が忙しくて夜遅いのが続くと、たまにもっと職場が近かったら...と呟くことはあるの」とのタレこみ情報が。そんな時は、正面にそびえる虚空蔵山を眺めて癒される休日を思い浮かべるんだそうです。

山小屋から見える山も好きだったけど、秋には金色に光る、夕暮れ時の虚空蔵山の景色が好き、と語るご夫婦の顔は、羨ましさを越えて、妬ましさを感じるくらい素敵でした。

と・・・時間を忘れて話していると、不意にアップルタルトが!どこのお店で買ったんですか?と聞くと、なんと奥様お手製。ゆくゆくはテーブルを囲んでお料理教室もできるように、と広くとったキッチンで早速腕をふるっておられました。そんな奥様も、結婚当初はご主人の方が料理が上手だったそうで、通勤時にレシピを読んで凝り始め、レシピ通りではだめだとクッキングスクールに通っているうちに、先生の資格をとっちゃった、というこだわり派。開放的な吹抜けの下で、3人でテーブルを囲みながら薪ストーブで暖まるティータイム。なんだかもう、帰る気ゼロです。

薪ストーブの炎を眺めながらの談笑は、焚き火好きのご主人がツーリングで野宿した体験談から、幼い頃のちょっぴりいたずら的な虫捕り話にまで...。なんとも楽しいBESS街区でのジャパネスクハウスの夜は、こうして更けてゆきました。

レポーター ぼん


格子戸の向うに見えるカントリーカットログハウス


ご主人の定位置


2Fのくつろぎアイテム「天窓」と「シーリングファン」


この家の春~秋の特等席

延床面積:36.07坪 / 用途:自宅

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