薪ストーブ体験VOICE(たつの市 T様・K様)
秋が深まっていくたび、そろそろ"暖"が恋しくなってきます。
展示場も薪ストーブが主役の季節になってきました。
いつもはオープン前に私たちがストーブに火を入れて準備し
お客様が来られた頃には既に建物は温まっていて、
身体も心もほっこりしてもらうのですが、
そのストーブ火入れ作業を
お客様のT様とK様にしていただきました。
まずは切り開いた牛乳パックを燃やします。
牛乳パックはゆっくりと燃えるから火種にはもってこいなのです。
そこに薪木に火が付き易いように
薪割りの時に出来た「裂き樹皮」や木くずを入れていくのですが
あいにく今日はしとしと雨で木々に水分が残っていたのか
いつものように轟々と炎が上がりません。
火が消えかけては牛乳パックの切れ端を放り込んで、息を吹きかけての繰り返し。
格闘すること?0分、T様もK様も案外薪ストーブって大変~、
簡単に付くと思ってたわぁ↓と徐々にテンションが下がっていき、
「今度すでに燃えているときに展示場に来ようかしら?」と
ストーブに背を向けたそのとき炎が上がりだしました。
きっかけは炉内でくすぶっていた木々を火かき棒などを使って重ね合わせた時でした。
(イメージでいうと、ちっちゃなキャンプファイアーのような組み方です。)
炉底でゆらりと燃えていた木くずから炎が上へ上へと上り始め、
やっとの思いで大きな薪木を入れる所までたどり着ました。
もちろん、薪木は直ぐにいい感じに燃えていきましたよっ♪
で、そこからはいつもの薪ストーブです。
建物の中がじんわり心地良くなり、
屋根まで繋がる煙突からもほわ~っとゆるやかな熱気が・・・。
後から入って来られたお客様も皆玄関で「この建物ぬくい。」といって、
わき目も振らず薪ストーブまで来て
そしてしばしストーブの炎の前で立ち止まって、
それぞれポジションの取り合いもせず
譲り合いながらニッコリ火を囲んで和んでました。
順調に薪が燃えてからしばらくすると
実はあったかベストポジションの2Fのロフトにも人が集まっていて
それぞれに皆薪ストーブを楽しんでました。
適度に木をくべながら、
皆さんのストーブに対する質問に答えていたら
さっきまで火が付かずに凹んでいたことなど忘れてしまいました。
途中薪ストーブの扱いをあきらめていたT様たちも
パチパチとはぜる音っていいよね~と上機嫌です。
(※ そのときの写真アップしました。)
つぎの春になるまで、この風景が続くのかと思うと
色々薪の準備とか手入れ作業は大変ですが
わくわくせずにはいられません。
せっかくですから、楽しまないとね~。